2001年 3月 4日号


実に1ヶ月ぶりの更新となってしまいましたことを、最初にお詫びしておきます。
その間にも多くの皆さんが訪問されて、全く更新されないことを心配なさった方から
気遣いのメールもいただきました。前回申し上げましたように、双方向メディアとしての
インターネットのメリットを生かすための新たな取り組みを着実に進めており、今回から
導入していくことになりましたことを、ここで報告させていただきたいと思います。
その詳細についてはこの後をご覧になって、積極的に参加していただきたいと思います。

今日は全国的に荒れ模様となっております。しかしこの荒れた天気は、冬に別れを告げ
春を迎えるために必要不可欠であって、むしろ歓迎すべき出来事です。これからの季節は
三寒四温。気温の上げ下げを繰り返しながら、桜の花芽が徐々に膨らんでいきます。
年度の変わり目の忙しい時期に桜は咲き、私たちの心を和ませてくれることでしょう。
今日本経済に目を向けると、まさしく大荒れの状況になっています。この荒れ模様の状況も、
日本経済が本当に復活するための最終局面であると考えて、乗り切っていきたいものです。

非常事態を迎えた日本経済

様々な難題を抱えていた通常国会でしたが、予想以上のスピードで予算案が衆議院通過し、
さらに景気の下支え姿勢を明確に打ち出すべく、日銀は1ヶ月の間に2度も公定歩合を
引き下げました。にもかかわらず先週末の日経平均の終値は12261円80銭とバブル後
最安値を更新。下げに加速がついてきたような嫌な終わり方をしていました。
この日経平均については詳しい方にはご存知のことと思いますが、いわゆる日経リンク債
に対する思惑的な動きもあって、かなり意図的に仕掛けられている事実もあるようです。
しかし日経平均がここまで売られているという事実を目の当たりにした現在に至っては、
単に仕掛けられているだけだと考えず、売られる理由を排除する方向に持っていかないと、
株価の下落現象に歯止めがかからなくなってしまいます。

最近金融庁は銀行に対して、赤字覚悟でも不良債権の直接消却をすべしといった指導が
なされているようです。その上で銀行が債務超過に陥るような事態になれば、公的資金を
再度注入するようですが、こんな赤字の埋め合わせに税金をどんどん注入されたら国民の
不満は爆発するだろうし、連鎖倒産が始まれば優良債権までもが不良債権化し、ある程度
まともな経営状態だった企業に対する融資もストップして大変なことになります。何とか
ここまで歯を食いしばって頑張った経営者に、こんな無責任な指導のせいで諦めなければ
ならなくなるのではあまりにも残酷ではないか。土地の担保価値がバブル時の2割程度に
下がれば、どんなに経営努力しても立ち行かなくなるところがでてきても当然である。
むしろそこまで資産価値が下がった責任を、政府や金融政策担当者が企業経営者や個人に
押し付けているといわれても反論できないはずである。

日本の法人・個人は安くなった土地や株式の資産を売却し、得られた僅かばかりの現金を借金の返済や国債の購入に使っている。このお金の流れを変えなければ、デフレスパイラル
を食い止めることは不可能である。そのデフレスパイラルを食い止めるだけの余力を、
企業・法人・個人は持っていないし為す術もありません。できるとしたら政治力で強引
にでもお金の流れを変える以外にないのです。現在国債の利回りが10年物で1.2%
程度まで落ち込んでいる(債権価格は最高値水準)状況でも、2年物の国債は発売の度に
すぐ売り切れるほどの状況になっています。ならばもう少し販売額を増やして希望者全員
に行き渡るようにして、不良債権の買い取り資金として確保すればいいのではないだろうか。

今日のテレビ番組で現在の不良債権の総額はグレーゾーンのものも含めて80兆円程度に
なるといっていました(実際にはさらに増加しているかもしれません)。この金額確かに
少なくはないですが、今まで景気対策に使われた税金の総額はもっと多いし、少なくとも
どこまで必要になるかも分からない赤字の穴埋めに使うよりは効果的であると思う。
国債を原資に不良債権を買い上げて、土地資産価値の底入れシグナルを明確に示すことが
できれば、徐々に土地の値段は下げどまりから反発に向かい、また株式市場はすばやく
反応し日本経済全体が大反発に転じるだろう。どのように買い取るかが問題となるが、
該当不動産を債権化して前回銀行に公的資金を注入したときのように、優先株方式をとれば
どうかと思います(この点については詳しい方のコメントを求めたいと思いますが)。

日本は諸外国と違って1300兆円にも上る貯蓄資産があります。それゆえにこの資産を
狙って外国資本が進出するタイミングを図っています。外資は目敏いので、まだ資産価値
が下がると思えば下げ止まるまで待ちつづけるし、もうこれ以上下がらないとみれば一気
に進出してきます。長期にわたって積み上げてきた日本の資産を国民が一致団結して守る、
そのために国権の最高機関である国会が思いきった政策を打ち出すべき時であるのでは
ないだろうか。

法律的に不可能なことを述べているのは承知の上ですが、現在の日本経済は冒頭にも
書いたように非常事態です。極端な例え話といわれるかもしれませんが、日本が諸外国から
軍事的に攻められたと仮定します。外国の軍隊がすでに日本近海、あるいは日本上空を
旋回していていつ攻撃されてもおかしくない状況になっているとき、国土防衛のあり方
について日本国憲法第9条や集団的自衛権の問題を、まず国会で議論をすべきであると
皆さんは考えますか。

今日本は経済戦争の長期化に疲弊して、最後のトドメを刺されようとしているのです。
そして見込みのある企業だけを外資はタダみたいな値段で買収し、再建のメドが立たない
企業は破綻処理に日本国民の税金で穴埋めすることになるでしょう。こんな屈辱的なこと
はないし、絶対に外資系企業の思いどおりに日本の資産を収奪されてはいけません。

以上私が考えた不良債権処理の方策案ですが、みなさんはどう思われるでしょうか。
ぜひみなさんの意見も聞かせていただきたく掲示板を設置しましたのでどうぞこちらにも
立ち寄って賛否だけでも書きこんでみて欲しいと思います。なお賛否に限らず、皆さんが
日頃考えておられることについて活発に意見を交わしていただいても構いませんので、
有意義に活用していただきますようお願いします。

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